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コラム

先日開催された宇都宮のミッドナイト競輪

先日開催された宇都宮のミッドナイト競輪。
チャレンジの7レース制であったが、113期の在校成績上位者が多数出場。在校1位の橋本瑠偉、2位の小林泰正、3位の松井宏佑、4位の吉元大生、6位の上田尭弥、7位の宮本隼輔と将来のスターばかり。6位で卒業チャンピオンの藤根俊貴も斡旋されていたが、この時点で6連勝中。特別昇班を狙うには厳しいシリーズであったし、次の場所で決める作戦に出たのかも(ただ、ペナルティーの意味合いはないだろうが、次の場所に宮本隼輔が追加斡旋)。プロレスで言えば、新日本プロレスのG1クライマックス真夏の祭典と一緒で、全部がメインイベント。1期先輩の111期生は、この時期に多数の特別昇班を決める選手が出ていた。

 

言うまでもなく新人の選手はチャレンジでデビューして、9連勝し3場所連続して優勝ならA級1、2班戦に特別昇班される。S級で活躍するには、早い段階で特別昇班したいと誰もが思う。今回が企画レースだとは思わないし、何故、新人の選手の潰し合いをやらせるのか意図が分からない。スターは、あり意味、作られるものである。復活した新日本プロレスはスターを作るノウハウがあるから、こんなマッチングはしないし、会社自体として、こんな営業戦略はとらない。普段通りに選手の斡旋課が、公平に選手を斡旋すれば良いだけである。やはり、走っている選手達も可哀想だし、表だって不満は言っていないけど、どうしての?気持ちがあるのは間違いない。

 

これで宇都宮ミッドの売り上げが良ければ問題はなかったが、初日・同時開催の奈良ミッドに負けていた。もしかしたら目先の売り上げでなく、スケールの大きい戦略があるのかもしれないが、それも見えて来ない。この辺りが競輪界の問題点であるし、検証が必要だろう。最後にもう一度。スターは作られるものでなく、作るもんである!

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